協会概要
日本セルロースファイバー断熱施工協会とは、施工技術の確立と普及を図ることを目的とする企業の団体です。
- 顧問
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東京大学名誉教授
坂本雄三
慶應義塾大学名誉教授
一般財団法人住宅・建築SDGs推進センター理事長
伊香賀 俊治
東京大学
大学院工学系研究科建築学専攻准教授
前 真之
岐阜県立森林文化アカデミー教授
辻 充孝
- テクニカルアドバイザー
- 住まい環境プランニング合同会社 代表社員
古川 繁宏
- 設立年月日
- 2000年5月29日
- 会員
- 正会員60社、賛助会員3社(2024.10.1現在)
- 正会員
- デコスドライ工法を販売・責任施工する企業
- 協力会員
- デコスドライ工法を標準採用する設計事務所・工務店
設立趣意書

住宅産業に於ける断熱工事は、これまでグラスウール、ロックウールなどの無機質繊維系断熱材や発泡ウレタン、スチレンなどの発泡系固形断熱材が、施工が簡便で且つ比較的安価であるために市場シェアのほとんどを占めてきました。 近年、環境問題がクローズアップされ、住宅の省エネルギー化の向上や建築資材のリサイクルの必要性や、室内汚染を防ぐ自然素材の活用が叫ばれています。 私たちは、それらの諸問題を解決するこれからの断熱材には、新聞古紙からリサイクル生産される「セルロースファイバー断熱材」の吹き込み工法が最もふさわしいと考え、工法の開発や施工技術の向上に取組んで参りました。
現在、断熱材としてのセルロースファイバーは全国で3社の企業が製造し、乾式吹き込み工法として、(財)住宅・建築省エネルギー機構の認定を2社の企業が受けているにすぎません。 特に施工に於いては専門性と高い施工精度の確保が不可欠です。 そこで、全国で初めて、セルロースファイバー吹き込み施工を業とする企業が参集して、より高い施工技術の確立や施工体制の強化を計ると共に、併せてセルロースファイバー断熱材の普及啓蒙を図る事を目的として、「日本セルロースファイバー断熱施工協会」を設立する事となりました。 断熱性能が高く、吸放湿性にすぐれ、地球環境にやさしい、セルロースファイバー断熱材を日本の住宅市場の中で定着させ普及することで、省エネルギーや循環型社会の構築に大きく寄与すると信じます。