第8回JCAブローイングピック開催!

平成27年5月16日(土)デコス関東工場にて第8回ブローイングピックを開催、全国より17社34名参加、29名の施工技術者で競技が行われました。
前回、皆さんの技術力がハイレベルで拮抗したため、今回、施工パネルにスリーブとスイッチBOXを追加し、難易度を上げて競技を行いました。
審査項目は、①シート張りのスピード、②シート見た目、③ステープル本数、④ブローイング施工後の中身形状、⑤施工密度、⑥スリーブ・スイッチBOX廻りの施工密度の6項目で採点し点数を集計、成績発表となりました。
今回の優勝者は、関東工場地元の柏屋商事・渡辺さん!おめでとうございました!!
全国からご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
現場⇒BP・研修内容⇒現場へフィードバックを活かし、さらなる施工品質向上につなげていただきたいと思います。次回は下関。さらに腕を上げてのご参加お待ちしています。(西嶋明典)
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日時・場所
・平成27年5月16日(土)
・(株)デコス 関東工場 -
参加者数
・競技者29名、見学者5名、スタッフ15名 合計49名
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内容
・16社29名
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技術研修
施工密度比較実験
施工密度を改めて実感してもらうため、50Kと60Kのサンプルパネルを作成。実際の現場は、沈降が心配なため、多め入れる傾向にあります。 競技前に皆さん盛んに触ってその密度を体感していました
屋根断熱ステープル施工比較実験
屋根断熱でデコスシートを張る際、シートには目がある(破れやすい方向)ため、ステープルの打ち方には注意が必要です。 研修では、ステープルの向き、空気圧の違う3体の試験体を用意し、デコスの風袋をシートに載せ、破れ方の違いを体験しました。
・ステープルは斜め打ち
・空気圧は適正に(ステープルがシートを貫通してめり込まないこと)
・ピッチは適正に(2マスに5本程度)
・シート端は折り返す(2重)と強くなる
・脱落防止ように桟木を施工後、打ってもらう
など、屋根施工のポイントを学びました。
今後、屋根断熱は厚みが増す傾向になるため、施工や事前説明には一層の注意が必要です。壁断熱210シート施工比較実験
最近問合せで、「壁の厚みを増す場合の施工方法」を聞かれることが多くなってきました。 沈降対策として、特に垂直となる壁への施工は、厚みが大きくなるほど均一した密度での施工技術が必要になります。 今回の研修では、厚み210㎜のパネルを作成し、合板+デコスシート(厚み210㎜1回吹き)と合板+デコスシート2回張り(厚み105㎜+105㎜)の施工比較を行いました。 施工は、前回関東工場ブローイングピック優勝者の山陽木材米田さん。 2回に分けてブローイングする場合は、通常と同じ感覚で施工を繰り返すだけなので、特に問題ありませんが、1回で厚み210㎜を吹く場合は施工感覚が異なるため難しいようでした。 なお、現在正式なデータを取るため建材試験センターにて加振試験を行う準備を行っています。今後、さらに検証を重ね、よりよい施工方法をデータとともに公開する予定です。
CF VS GW 吸音性比較実験
吸音性能の優位性を改めて確認するため、CFと高性能GWで蓋つきの吸音BOXをつくり比較実験。 当日は騒がしいため事前にデータ収集。「CFはGWより10%以上吸音効果が高い」という説明を実体験しました。
競技結果
柏屋商事(株) 渡辺 秀光
(株)クロダ 野添 博之
(有)福岡デコス 小栁 大樹
左からJCA会長 安成信次、第2位 クロダ 野添博之、第1位 柏屋商事 渡辺秀光、
第3位 福岡デコス 小栁大樹、ブローイングピック審査委員長 西嶋明典(敬称略)
第一位 | 柏屋商事(株) | 渡辺 秀光 |
第二位 | (株)クロダ | 野添 博之 |
第三位 | (有)福岡デコス | 小栁 大樹 |
審査委員長特別賞 | (株)ニシムラ | 小関 雄基 |
密度賞 | 柏屋商事(株) | 渡辺 秀光 |
ステープル賞 | (株)千葉デコス | 澁谷 大輔 |
努力賞 | (株)富士建商 | 山崎 洋一 |
新人賞 | 爽Life | 泉 昌幸 |
遠方賞 | (株)マイライフオオニワ (株)クロダ (有)福岡デコス |